画像引用 twitterより
「インスタライブ」2020年6月24日配信
出演メンバー
吉田朱里(アカリン)
最近になって気づいたこと
わたし、コロナが悪いことばっかじゃなかったなってほんまに思う。最近めっちゃ思うねん、それ。ほんまに悪いことばっかじゃなかったってめちゃくちゃ思ってる。
それは、ありがたいことにもコロナの間にもね、みんなが応援してくれてさ、YouTube上げたら見てくれてとか、そういうのがあったから精神状態が保たれたけど。まあ、人それぞれやと思うけど。わたしはよかったなって思うかな。
わたし、10年アイドルやってんねんけど。今年の10月で10年になるねんけど。ほんまにさ、ずっと全力疾走して、その日、目の前に現れた壁を乗り越えて行かなきゃいけない日々をずっと過ごしてきたやん、10年間。ほんまに、ずごい突っ走ってきたと思うねん、10年間、自分の中でも。
だから、初めてこうやって立ち止まって。最初、「マジでどうしよう」って思って、ほんまに鬱みたいになりかけてんけど。でも、ピタッて止まって考えたときに、「あ~、自分ってこういう考え持っててんな」っていうのとか色々気づけて。もっと自分に優しくなってあげてよかったんかなって今になって思う。
お仕事とかも絶対休んじゃダメって思っててん。っていうのも、育てられ方が、NMBの。なんか、もしお仕事を、例えばちょっと用事入れたくて「お仕事休みます」って、「この日休みください」って言うやん。ってなったら、「明日から仕事ないと思ったほうがいいよ」って育てられてんな。ちょっと休み申請とか出したりすると、まあ、休み申請を出すともう明日から…代わりはいっぱいいるからさ、もう。特に1期生なんて同じスタートを切ったわけやからさ、代わりなんていくらでもいる。明日になったらポジション変わってるかもしれへんみたいな状況やったから。
絶対に休んじゃダメって思ってたから、どうしても行きたかった修学旅行も休んだし。友達との約束なんてほとんど入れられなくて、パッて空いた日に空いてる友達と遊ぶみたいな感じやってんけど。まあ、でも、そうやって育てられたから、本当にね、ストイックに育ったなって思うし、強くなれたなって思ってるから、今はよかったなって思うけど。
だから、お仕事ばっかりしてきたから、例えばお仕事で悲しいことがあっても次のお仕事で埋めないと自分が保てないみたいな感じだったんですよ。
だから、趣味とかもないし、わたし。友達も少ないし。例えば、めっちゃ仲良い友達と旅行に行く約束をしたとするじゃん。旅行に行く約束をして友達とみんなで女子会旅行みたいなのがあったとするやん。でも、それにも行かれへんやん、こういう仕事してたら。3日なんて休み取れたもんじゃないし。でも、これが普通やと思うねん。芸能界でやって行こうと思ったらこれぐらいの気持ちがないと無理やし、ここで休み取る人はきっと成功しないと思うし。わたしはこう生きてきてよかったなとめっちゃ思ってるけど。
でも、こういうのでモチベ―ション上げて頑張ろうってする形もいいのかなってすごく思った。だから、「こういうとこで楽しみがあるからお仕事頑張ろう」って思って頑張るっていうのも一つの手やったけど、わたしは、お仕事で嬉しいことあったからまたお仕事頑張ろう、お仕事で悲しいことがあったから「落ち込むな~、上手く行かへんな~」って。もう、一つしかなかったから、わたしには。お仕事しかなかったから。すごい、お仕事ばっか。「お仕事しなきゃ、お仕事しなきゃ」ってやってきたけど。
だから、みんなにはいっぱい趣味とか持ってほしいし、友達関係とか、それこそ恋人とか。自分の中で一つしか絞らへんかったら、それで落ち込んだりすると本当にそれしかなくなっちゃって。それこそ潰れちゃうから。
何かを探したいなってわたしはすごく思った。わたしも自粛期間に、仕事ばっかりしてたから仕事がパタってなくなったら「えっ、何したらいいの?」ってめっちゃなってんやんか。本当にどうやって生きていけばいいか分からへんくなっちゃって。「どうしよう…」って思ったわけよ。だから、こういうときに趣味とか作っとけばよかったなってすごい思ったし。だから、料理始めてみてんけど。やってみたら、今までやったことなかったことやったし、楽しかったし。自分の料理が意外と美味しくて(笑)。意外と美味しくて(笑)。
まあ、でもな、難しいよね、かと言って。でも、なんか、そういう本当に基本的なことにいっぱい気づいたかな。お金の使い方とかもめっちゃ変わったし。
だから、みんなはさ、握手会とか来てくれるやん、わたしに会いに。それがモチベーションになってんねんやったらめちゃくちゃ嬉しいし、ありがとうって感じ。
でも、若いときにいっぱい苦労してよかったなってめっちゃ思う。多分、本当に生き急いだ人生やから、人生が老けてるなってめっちゃ思うけど。
でも、なんか、よかった…「よかった」っていう言い方はよくないのかな、大変だった人もたくさんいるし。でも、気づけることはすごく多かった。